ムダ毛は不要な毛ですか?

体毛はなぜ生えるのでしょうか?
人間の身体を覆う皮膚には全身で100万~150万本の毛が生えているといわれます。
これらの体毛は、外気の寒さや刺激から身体を守る役目をはたしています。
また、体温調節にも体毛は役立っています。
しかし、エチケットを気遣う女性にとっては、ムダ毛は悩みの種でもあります。

性ホルモンの影響でムダ毛が濃くなることも
ムダ毛が生える部位や密度、毛の太さや長さには個人差があります。
生えてくる毛の数は、胎内にいるときに決まってしまうので、生まれた後で増えることはありません。

しかし、男性ホルモンの影響で毛が濃く太くなることがあります。
男性ホルモンは毛乳頭を刺激し、毛母細胞の分裂を促進させてムダ毛の成長スピードを速めるのです。女性ホルモンの働きが衰える更年期に、体毛が濃くなるのはこのためです。

反対に女性ホルモンはムダ毛の発生や成長を抑える作用があります。豆乳ローションがムダ毛抑制に効果があるといわれるのはこのためです。


身体部位ごとに異なる毛周期と生える方向
毛には「毛周期」と呼ばれる生えかわりのサイクルがあります。
ムダ毛を抜いてもそれが成長期の場合には、皮膚の下でスタンバイしていた新毛がすぐに生えてきます。
その周期は、生えている部位によって少しずつ違います。

身体の中で一番毛周期が長いのは頭髪で、10日間に3~4ミリのびて3~4年間で退行期に入り、自然と抜けおちていきます。
頭髪の場合では、1日に約50本が自然に抜けていくといわれます。

眉毛は毛周期が短い部位のひとつで。3~4か月で生えかわります。
部位によって毛の成長スピードや生えかわりの日数が異なるため、顔と身体を同時に脱毛しても顔のムダ毛が先にのびてしまうのです。

また毛の流れを知ることも、ムダ毛処理には重要です。
毛は生えている方向に引っ張ると抜けやすいのですが、逆方向に力を入れると毛穴が押し広げられ、細菌が入って炎症を起こしてしまうことがあるからです。

腕や胸の毛は生えている方向が一定しているので脱毛しやすいのですが、ワキの下やビキニラインは毛の方向がバラバラなので、他の部位に比べるときれいに処理するのが難しいのです。

★毛の構造
毛には表皮から上の部分を「毛幹」、表皮より下の部分を「毛根」と呼びます。毛根部の一番下のふくらんだ部分は「毛球」といい、この先端部にある毛乳頭が毛細血管から栄養をとりこんで、毛を成長させます。
つまり、毛乳頭の毛母部分が毛髪の発生や成長を司っているため、毛母細胞がある限り、いくら抜いても毛は次々と生えてくるのです。

そこで永久脱毛は、この毛母細胞をレーザー処理などで破壊する方法をとっています。

★毛の成長サイクル
毛母細胞が分裂を始めると、皮膚の下のほうで新しい毛が伸び始めます。
そして毛細血管から栄養を取り込みながら太く伸び、表皮の上へ出てきます。
この時期が成長期。
その後、毛母細胞の分裂が止まって退行期に入ると、毛乳頭と毛の結合が緩んで毛が上へ押し上げられます。さらに休止期に入ると、毛と毛乳頭が完全に離れて自然に抜けおちます。


★パーツごとの毛周期と再生スピード
●髪
成長期には1日0,3~0,4ミリずつ伸びる。成長期が長く続くので、生えかわりが目立たないが、一度抜いた毛は約4カ月で生えてくる。

●顔
眉毛・まつげ
1日で約0,18ミリと伸び方はかなり遅いが、生えかわりのスピードは約2カ月。

あご
成長が早く、再生スピードは約3カ月。

●手・脚
皮膚の表面に出てきてから、自然に抜け落ちるまでの期間が長いのが特徴。
成長期の期間は約3カ月~半年

●ワキの下
1日に約0.3ミリ伸びるので、成長スピードは頭髪に次ぐ速さ。しかし、一度抜いた毛が生えかわるサイクルは意外と遅くて約4カ月。

●ビキニライン
1日に伸びる長さは約0,2ミリ。そして、一度抜いた毛が生えかわるまでにかかる日数は、ワキの下や頭髪と同じ約4カ月。


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